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SambaがWindowsサーバーの代わりになる理由

こんにちは。熊本事務所の上田です。 今回はSambaについてお話ししようと思います。 まずSambaとは何か? 一言で言うと、LinuxをWindowsファイルサーバーとして利用出来るソフトウェアです。 近年では、本家のWindowsサーバーに代わって多くの企業や官公庁などで基幹サーバーとして活躍の場が広がっています。 何故Windowsサーバーの代わりになるのか?そのポイントは3点あります。 まず、導入時の初期コストが抑えられます。 クライアントマシンになると一般的にWindowsになると思いますが、 WindowsOSをファイルサーバーとした場合、接続にCAL( = Client Access License)というライセンス料が必要なのです。 LinuxでSambaを利用する場合はCALの支払いが必要ありません。 次にランニングコストが抑えられます。 Windowsサーバー系のOSだと高性能なスペックを要求に対して、Linuxを動作させる場合は低スペックな性能でも十分です。 例えばWindowsXPやWindowsVista世代のPCでも問題なく動いてくれます。 また、OSのサポートが切れてしまった際新しいOSへ入れ替える必要が出てきます。 Windowsはライセンスの購入が必要なので有料ですが、Linuxなら無料。 古いPCを再利用することでハード面でもソフト面でも費用を大きく抑えることが出来ます。 最後はセキュリティです。 セキュリティ対策はWindowsもLinuxも大きな違いはありません。 ただ、セキュリティホールなどの問題が見つかった場合、問題が解決されるまでセキュリティが無防備となってしまいます。 WindowsはMicrosoftから修正プログラムが提供されるまで時間が掛かりますが、 オープンソースであるLinuxだと、世界中のプログラマーによって修正が行われる為比較的早く提供出来ます。 但し、Linuxの有料セキュリティソフトは法人向けが殆どなので、個人で使用する場合は注意が必要です。 私もファイルのバックアップ用途として運用を始めましたが、 自宅で使う分なら特に難しい設定を必要としませんので、Linux初心者でも手軽に利用できる点は素晴らしいと思いました。 使わなくなったPCやサーバ